口臭治療について

口臭には様々な原因があり、又匂いの種類も変化に富んでいますが、 病気とはいえないけれども多くの人が経験する便秘による口臭があります。

便秘が何日も続いた時に突発的に起こるもので、話をしなくても呼気中に 匂いがある為に、そばにいるだけでかなりの悪臭があります。
これは腸内で産生される悪臭物質が多すぎて肝臓で分解しきれずに、血液で肺に運ばれてガス交換の際に呼気中に排泄されるものと思われ、別の経路を使って有害物質を排泄しようとする、人体の防衛反応と言えるかもしれません。

余談ですが、皮膚に症状が出るアトピー性皮膚炎は、腸壁が薄くなっている為に腸管から毒素が吸収されて、リンパで体表に運ばれ、皮膚に炎症を起こします。

皮膚から毒素を排泄しようとする体の持つ、これも防衛反応と言えるかもしれません。原因が解れば治療も簡単なものです。
口臭の場合は、肺から毒素が排泄される為に、口からだけでなく鼻からも同じ匂いがしますが、鼻の蓄膿症や喉の炎症や化膿による匂いとは種類が全く違います。

さて、便秘をしていなくても同じ種類の匂いが、頻繁に或いは常に起こる場合があります。これは気分障害、うつ病(鬱病)をかなり長い期間患った場合や、薬物等の影響で、体をコントロールしているセンターにあたる部分が、機能低下を起こしている状態で、肝臓も胃も腸も不活発な状態が続き、便秘をした時と同じような経路で口臭が起こります。体は慢性的に有毒な状態に陥ります。

自律神経がバランスを崩し、めまい・動悸・頭痛・全身倦怠・不眠・気分障害等が同時に起こる場合があります。

寒さや緊張、風邪や疲労、空腹などの肉体的精神的なストレスや、肝臓に負担がかかるアルコールや薬物の摂取で、口臭が強くなる事があり、又春先は特に心身共に不安定になります。

この状態が長く続くと、口臭のみならず体臭も強くなり、魚の腐ったような匂いがすることがあります。トリメチルアミン尿症という病気がありますが、先天的にトリメチルアミンを分解する酵素が欠けているか少ないということのようですが、生まれつきのものなのかどうか疑問の残るところです。

ストレスの多い時代ですが、気分障害を持つ人は過去10年で2倍にも増えています。さらにこの種の口臭で悩む人が増えるでしょう。
治療は内臓を統括している、コントロールセンターに刺激を与えると同時に肉体を強化しなければなりません。完全に治るまでには少し時間がかかりますが、口臭・体臭共に生理的なレベルまで治す事が可能です。

口腔内に原因がある場合は、虫歯や歯周病の治療と、舌を含めたブラッシング法と、予防歯科で説明した3DSで 十分です。